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環境ニュース[国内]

IHIインフラシステム、ラオス最大規模の水力発電所の水門鉄管工事を受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.11.04 【情報源】企業/2014.10.29 発表

 IHI子会社で橋りょう・水門など鋼構造物の設計・施工を手掛けるIHIインフラシステム(IIS)は、ラオスで最大規模のコンクリートダム「ナムニアップ1水力発電所」の水門鉄管工事を受注した。10月17日に着工した。ダムの総貯水量は日本有数の黒部ダム(富山県立山町)の約11倍を見込む。
 IISにとってラオスで初めての水門鉄管工事で、2019年1月に営業運転を始める。ナムニアップ1水力発電所は、関西電力の100%子会社が45%、タイ電力公社(EGAT)子会社が30%、ラオス政府全額出資の投資法人が25%出資して2013年4月に設立した事業会社、ナムニアップ1パワー・カンパニー・リミテッドがラオス中部のボリカムサイ県に建設している。
 ラオスの首都ビエンチャンの北東約150kmに位置し、同国とタイの国境を流れるメコン川の支流、ナムニアップ川に設ける。ナムニアップ1水力発電所の主ダムは高さ148m、幅530m、総貯水量約22億m3の大きな規模があり、IISは、主ダムのゲート、水圧鉄管一式と逆調整ダムのゲート一式の製作、輸送、据え付けなどを担当する。
 ナムニアップ1パワー・カンパニー・リミテッドは、ダムと併せて出力約27万kWと約2万kWの発電所を造って所有・操業する。完成後はラオス政府との契約に基づき、発電した電力の大半をEGATに27年間売電するほか、ラオス電力公社にも一部販売する。ダム本体と発電所の土木・建築は大林組、電気設備は日立三菱水力が手掛ける。【(株)IHIインフラシステム】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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