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環境ニュース[国内]

大和ハウス、水力発電事業に参入、岐阜県飛騨市に発電所を建設して電力を販売

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.02.06 【情報源】企業/2015.02.04 発表

 大和ハウス工業は、水力発電事業に参入する。東芝の100%子会社で再生可能エネルギーを手掛けるシグマパワーホールディングスと、地元の土木会社である坂本土木と合弁で、事業会社「DTS飛騨水力発電」を2014年12月22日に設立した。岐阜県飛騨市に発電所を建設して大和ハウスが電力を販売する。東芝は発電所向けに小水力用水車と発電機を2セット供給する。
 水力発電は安定した発電電力量が期待できることから、大和ハウスは水力発電事業の実施を決めた。DTS飛騨水力発電は資本金4億2600万円で大和ハウスが39.9%、シグマパワーが33%、坂本土木が27.1%出資した。発電所は「(仮称)DTS飛騨水力発電所」で約2MW(2000kW)の出力がある。4月に建設を始め、2017年11月からの売電を予定する。
 年間で約1万2060MWh(1206万kWh)の発電電力量を予想している。これは一般家庭約2600世帯の年間消費電力量に相当し、年間約7000tのCO2排出削減効果を見込んでいる。発電した電力は、大和ハウスが特定規模電気事業者(新電力)として全量を買い取り、企業に販売する。東芝は2017年春ごろから、1MW(1000kW)の水車と発電機2セットを供給する。
 発電所工事と発電所の運営・管理は地元土木会社が担当する。大和ハウスは太陽光発電風力発電事業を推進しているが、新たに水力発電に取り組むことで電力小売り事業をさらに広げる。東芝はさまざまな流量・落差・出力の水車・発電機の納入実績がある。このプロジェクトを通じて得られる知見を活用して水力発電機器事業の拡大につなげる。【大和ハウス工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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