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環境ニュース[国内]

三菱重工グループと川崎重工、エアバス新ジェット機用エンジン開発、燃費改善

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.06.18 【情報源】企業/2015.06.15 発表

 三菱重工航空エンジン(MHIAEL)と川崎重工業は、英ロールス・ロイスが手掛ける仏エアバスの新型ジェット旅客機「A330neo」用のエンジン「Trent(トレント)7000」の共同開発に加わる。燃費効率を改善して騒音を半減する。MHIAELと川崎重工はリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)で参画する。
 RRSPは、プログラムシェアに応じてエンジンや部品の販売・修理など全ての収入の配分を受ける権利がある一方、開発・量産・販売の費用とリスクを負担する方式を指す。A330neoは、エアバスの中型旅客機「A330」の派生型機として開発中で、トレント7000で燃費性能と運航信頼性を高める。既存エンジンの「トレント700」と比べて燃費効率を10%改善する。
 MHIAELは、航空機エンジンの中核部位になる燃焼器部品と低圧タービンブレード(羽根)を担当する。MHIAELは2014年10月に発足した三菱重工の民間航空機エンジンの事業会社で、三菱重工が89%出資している。ロールス・ロイスとは三菱重工時代から緊密な協業関係にある。トレント7000への参画によって事業拡大と航空機エンジン市場での競争力強化を図る。
 川崎重工は中圧圧縮機(IPC)モジュールの設計・製造・組み立てを行う。IPCモジュールはエンジンを構成する8個の主要モジュールの1つとなり、直径、長さとも約1.5mで部品数は約4000点に及ぶ。川崎重工はこれまでもロールス・ロイスの旅客機用エンジンプログラムに積極的に参画してきた。A330neoは2017年後半の初号機納入、商用運航開始を予定する。【三菱重工航空エンジン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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