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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、超軽量で曲がる太陽電池の試作品をシンガポールに設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.06.26 【情報源】企業/2015.06.22 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、超軽量で曲がるベンダブル(曲げられる)CIS薄膜太陽電池モジュールの試作品をシンガポールの新しいコンテナターミナルビルに設置した。研究開発拠点の厚木リサーチセンター(神奈川県厚木市)で開発し、試験的に初めて取り付けた。幅広い用途に応用できる。
 CIS薄膜太陽電池は銅(C)、インジウム(I)、セレン(S)を使って独自技術で生産する次世代太陽電池で、設置容量あたりの発電量の高さが特長のひとつだ。ベンダブル・モジュールは、従来の結晶シリコンにはないCIS薄膜太陽電池が持つ技術の特性を活用した。太陽電池モジュールの構造を徹底して追求し、新たな製造プロセスを開発した。
 従来の標準的なモジュールで使用されるガラス基板の代わりに薄い金属基板を利用する。併せてに、ガラス製カバーを高機能樹脂フィルムに置き換え、新技術でフレームも取り除いた。その結果、現行製品と比べてモジュール重量を3分の1以下に軽くし、厚みは約1.5mmと薄型にすることに成功した。太陽光エネルギーの新しい可能性を開拓する。
 ベンダブル・モジュールは超軽量で薄く曲げられることから、さまざまな物と一体化させることもできる。ソーラーフロンティアは、新たな太陽電池市場を生み出す大きな潜在力を秘めている、としている。試作品は、シンガポールで世界最大のコンテナ積み替え拠点を運営するPSAが建設した新パシール・パンジャン第3ターミナルビルに設けた。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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