一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱重工、インド国営石油会社からLNG貯蔵タンク2基の建設を受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.02 【情報源】企業/2015.06.29 発表

三菱重工業は、インド最大の製油企業のインド国営石油会社(IOCL)から、LNG液化天然ガス)貯蔵タンク2基の建設プロジェクトを受注した。LNG受け入れ基地の主要設備で、設計から調達、建設工事まで手掛ける。三菱重工にとって同国では初めてのLNG貯蔵タンクの受注で、7月に着工し、2018年春の完成を予定している。
 容量18万m3の大規模LNG貯蔵タンク2基を受注した。南インドの玄関口になっているベンガル湾に面したチェンナイの北約25kmに位置するエンノール港近郊のLNG受け入れ基地に設置される。IOCLが同国東海岸で初めての基地として設ける。肥料工場向けや電力会社のガスだき転換用燃料に供給され、将来は都市ガスにも利用される。
 当初は年間500万tのLNG受け入れ量を計画し、その後1500万tまで増強する。IOCLは石油の精製・輸送・販売と石油化学製品の製造を行っている。インド国内で、石油精製の約31%、石油製品販売の約49%を占める能力を持つ。同国は経済成長に伴ってLNGの需要増が見込まれ、受け入れ基地や貯蔵タンクのプロジェクトが多数計画されている。
 三菱重工はLNGの受け入れ基地、貯蔵タンク、LNG運搬船などで多くの実績がある。世界的なエネルギー需要の高まりを受けて2013年6月に組織横断的なLNGプロジェクト室を立ち上げ、関連案件に機動的に対応している。今回の受注はその成果といい、今後もインドで受注獲得を目指すとともに周辺国や中東地域の案件にも取り組む。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク