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環境ニュース[国内]

山口県周南市 「水素利活用計画」発表 燃料電池車の普及など推進

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.07.06 【情報源】地方自治体/2015.04.17 発表

 周南市は、次世代エネルギーとして注目される水素を市内のまちづくりに生かす「水素利活用計画」を発表した。周南市内のコンビナートは国内でも有数の水素生産量を誇り、家庭や自動車でこの水素を使うモデルを構築する。
 水素は、燃料電池で発電する際に使われる。自動車用や家庭用燃料電池は、普及拡大が期待されている半面、水素の生産・貯蔵・供給のインフラ整備は遅れている。
 周南コンビナートの総合化学メーカー、トクヤマや東ソーなどの水酸化ナトリウム工場では、副産物として水素が生まれる。純度が高く、H2Aロケットの燃料にも周南発の水素が使われているという。
 今回の計画では、市内に今夏完成する「水素ステーション」の周辺と徳山動物園、中心市街地の3つの地域をモデルに指定し、燃料電池車(FCV)の普及などを進める。計画期間は2020年度までの6年間としている。
市はこうしたプロジェクトを通じて、タンクローリーやパイプラインを使った水素の供給実験も進める。将来的には山口県内だけでなく、九州や広島への水素供給も視野に入れ、市内の水素産業の発展に努めるという。経済産業部商工振興課 TEL:0834-22-8223【山口県周南市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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