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環境ニュース[国内]

コスモ石油グループのエコ・パワーが開発した福島県の大規模風力発電所完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.07.16 【情報源】企業/2015.07.13 発表

 コスモ石油のグループ会社で風力発電事業のエコ・パワーが福島県会津若松市の山中に開発した大規模風力発電所「会津若松ウィンドファーム」が完成した。2月に運転を始めていたが、雪解け後に道路工事などを行い、7月10日に安全祈願祭を実施した。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて東京電力に全量売電する。
 会津若松ウィンドファームは会津若松市の背炙山(せあぶりやま)=標高863m=の尾根近くに出力2000kWの風力発電機を8基設置した。設備容量は1万6000kWとなり、年間で4100万kWhの発電電力量を見込んでいる。これは一般家庭9850世帯の年間使用電力量にあたる。発電機は、日本の環境に適しているとされる日立製作所の“ダウンウインド型”を採用した。
 ダウンウインド型はローター(風車)をナセル(風力を電力に変換する装置)の風下側に配置する仕組みで、地形に沿って吹き上げる風をとらえ、台風などの強風や地形による乱れた風に対応する。会津若松ウィンドファームの設備は、ブレード(羽根)の回転直径が80mあり、地上からの高さはナセルまでが80m、ブレードの最上部までは約120mとなる。
 エコ・パワーは2010年3月にコスモ石油のグループに入った。会津若松ウィンドファームはコスモ石油グループになって2カ所目の発電所で、1カ所目は2014年11月に和歌山県広川町・日高川町の「広川・日高川ウィンドファーム」(2万kW)だ。現在は、三重県度会町で3カ所目の「度会ウィンドファーム」(第1期分2万8000kW)の建設を進めている。【コスモ石油(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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