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環境ニュース[国内]

東レ、繊維事業における2014年度の環境配慮製品の売上高が過去最高、前年比40%増の1444億円

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.07.17 【情報源】企業/2015.07.13 発表

 東レは、2014年度の繊維事業における環境配慮製品「繊維グリーンイノベーション製品(繊維GR製品)」連結売上高が1444億円を達成。前年度比40%増加し、過去最高を記録した。環境負荷が低い「環境低負荷」素材が大きく伸びた他、省エネ素材が急拡大した前年度並みの水準を維持した。GR製品全体の連結売上高(5655億円)に占める繊維GR製品の比率は26%だった。
 2014年度の繊維GR製品は、環境配慮型はっ水素材への転換や、自動車向け難燃繊維素材のハロゲンフリー品の販売拡大などを要因に、環境低負荷素材の売上高が前年度比約5倍になった。暖かい素材や清涼素材を中心にした省エネ素材は、前年度とほぼ同じレベルを確保した。今後は、植物原料由来のバイオマス素材に注力する。
 植物原料由来バイオマス素材「エコディア」の拡大に注力。2014年度に販売を始めた部分植物由来PETやスポーツ衣料を中心にした新繊維、南アフリカの荒廃地の緑化プロジェクトなどに使うポリ乳酸繊維の販売拡大を推進している。部分植物由来PETはグリーン購入法「BIO-PET基準適合品」に認められ、ユニホームで採用が進んでいる。
 部分植物由来PETに関してはカーテンなどのインテリア、車両の内装、スポーツ衣料の各用途にも展開する。繊維GR製品はほかに水処理のRO(逆浸透)膜基材用不織布や、空気浄化用フィルターの繊維などが含まれる。中期経営課題「プロジェクトAP-G 2016」の最終年度に当たる2016年度に、繊維GR製品で1900億円の連結売上高を目指す。【東レ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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