北極評議会、4作業部会を初の同時開催へ

【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2015.09.30 【情報源】／2015.09.18 発表

　北極評議会（AC）は、2015年9月14〜18日、ノルウェーのトロムソで、同評議会の6つある作業部会のうち、北極圏汚染物質行動計画作業部会（ACAP）、北極圏監視評価プログラム作業部会（AMAP）、北極圏植物相・動物相保存作業部会（CAFF）、北極圏海洋環境保護作業部会（PAME）の4部会を同時に開催する。同時開催はこれまで例がなく、各作業部会はそれぞれの個別会合に加え、9月16日に4部会合同での会合を持ち、共通の課題について議論する。会合には、北極圏諸国（カナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、アメリカ）、常時参加の先住民6団体および承認されたオブザーバーの代表者が参加する。
　ACは、北極圏の共通の課題、特に持続可能な開発と環境保護について、北極圏先住民社会等とともに、北極圏諸国間の協力や連携、交流の促進を図る政府間フォーラムである。その活動は作業部会を通じて行われており、各作業部会は担当省庁の専門家、政府機関、研究者などで構成されている。
【北極評議会】