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環境ニュース[国内]

東京ガス、東京・田町駅東口の開発で「スマートエネルギーネットワーク」構築

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.30 【情報源】企業/2015.09.28 発表

 東京ガスは、三井不動産、三菱地所と進める大規模複合開発「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」で、熱と電気を効率的に供給する「スマートエネルギーネットワーク」を構築する。東京・JR田町駅東口北地区(港区)II街区(西側エリア)で、オフィス、商業施設、ホテルを連携する。プロジェクトの起工式を9月28日に開いた。10月1日に着工する。
 スマートエネルギーネットワークは、ガスコージェネレーション(熱電併給)と再生可能エネルギー・未利用エネルギーを組み合わせ、情報通信技術で最適に制御する。熱と電気を供給し、省エネとCO2削減を実現する。このプロジェクトでは熱・電気を供給するとともに、既存のI街区(東側エリア)の同ネットワークと連携して熱を相互融通する。
 2つのスマートエネルギーネットワークの連携は日本初となり、規模や機能が異なるI街区とII街区全体で、エネルギー需給を最適化する。両街区の再生可能エネルギー、業務用燃料電池、空調熱源を一括管理し、両街区のCO2排出量を1990年基準と比べて約45%削減する。非常時には港区の地域防災拠点があるI街区の熱・電力をバックアップする。
 設備は、出力1000kWのガスエンジン5台と業務用燃料電池で構成するガスコージェネ、空調用の面積82m2の太陽熱集熱パネルや、排熱投入型の蒸気吸収冷凍機などを設ける。両街区の間には熱融通配管を設置する。II街区は事務所・店舗のA棟(31階)、同B棟(36階)、ホテル棟(9階)などで構成し、2018年春(一部は2019年中)の完成を予定する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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