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環境ニュース[国内]

日立ウィンドパワーが西部ガスと風力発電を実施、北九州市に発電所建設

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.10.05 【情報源】企業/2015.09.29 発表

 日立製作所とグループで金融サービスの日立キャピタルが出資する発電事業会社、日立ウィンドパワーは、西部ガスと風力発電事業を実施する。西部ガス子会社で再生可能エネルギー発電のエネ・シードと事業会社、エネ・シードウィンドを9月29日に設立した。西部ガスの北九州市若松区の工場跡地に発電所を建設する。2017年3月の運転開始を予定する。
 発電所は「エネ・シード北九州風力発電所」の名で、計4000kW(4MW)の出力がある。日立製の出力2000kW(2MW)の風力発電システム「HTW2.0-86」を2基取り付ける。年間で800万kWhの発電電力量を見込む。これは一般家庭2500世帯の年間電力使用量にあたる。ローター(風車)は直径86m、タワーの高さは地上65m、ローターの最高到達点は同108mとなる。
 発電システムは風車の裏方向から風を受けるダウンウィンド方式を採用している。表から風を受けるアップウィンド方式と比べて安定性が高い。発電所には約12億円を投資する。エネ・シードウィンドは資本金1億円で日立ウィンドパワーが34%、エネ・シードが66%出資した。日立ウィンドパワーには日立が14.9%、日立キャピタルが85.1%出資している。
 共同事業で日立は風力発電システムの設計・建設・保守を担当する。西部ガスにとって初の風力発電事業となり、日立キャピタルが支援する。日立、日立キャピタル、西部ガスは今後、戦略的提携を強化してエネルギーサービスや電力小売りなど社会インフラ分野での協業範囲の拡大を検討する。日立は国内で200基以上の風力発電システムの受注実績がある。【日立キャピタル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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