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環境ニュース[国内]

東芝、地熱発電事業拡大へ、米国の地熱発電機器製造・発電事業者と協業契約締結

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.10.19 【情報源】企業/2015.10.15 発表

 東芝は、地熱発電事業の拡大に向けて米国の地熱発電製造・発電事業者、オーマット・テクノロジーズと戦略的協業関係を構築することで合意し、契約を結んだ。両社は契約に基づいて資源の評価をはじめ、土地開発から地熱発電所の設計・調達・建設・エンジニアリングなどを含めて、地熱発電事業に関連する各種サービスの競争力強化を目指して検討を進める。
 オーマットは地熱発電設備の設計、製造、販売、現地施工を展開するとともに世界各地で地熱発電事業を手掛ける。比較的低い温度の温水を熱源に、沸点の低い媒体を加熱し、その蒸気でタービンを回す“バイナリー式”の発電機器・システム販売で世界トップシェアを占める。同時に、“コンバインド型”の地熱発電システムを世界で唯一、提供している。
 コンバインド型は、地中から噴き出す温水・蒸気を直接利用する“フラッシュ式”とバイナリー式を組み合わせた仕組みで、効率が高い。東芝は、オーマットが保有するバイナリー発電機器の技術力や世界的な販売網、EPC(設計・調達・建設)、地熱発電IPP(独立発電事業)の開発力を、自社が持つ地熱発電設備に関する技術・ノウハウと融合させる。
 東芝は1966年に日本初の地熱発電所に地熱蒸気タービン・発電機を納入して以来50年にわたり、フラッシュ式を中心に世界各国に52台、約3400MW(340万kW)の発電設備を納入した。地熱発電設備の容量ベースで世界トップとなる26%のシェアがある。オーマットとの協業を通してコンバインド型システムを中心に最適な設備を提案して差別化する。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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