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環境ニュース[国内]

東芝水電設備、水車・発電機を納入したラオスの水力発電所が運転を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.10.26 【情報源】企業/2015.10.20 発表

 東芝の中国グループ会社で水力発電機器を扱う東芝水電設備(杭州)が水車や発電機を納入したラオスの水力発電所「ナムニエップ2水力発電所」で、営業運転が始まった。東芝水電設備(杭州)は高落差、高速回転の水車・発電機の設計から製造まで一貫して手掛けた。水車・発電機を3台ずつ納入し、3台とも9月27日に運転を開始した。
 ナムニエップ2水力発電所は、ラオス中部のジャー平原の東南部に位置する。東芝水電設備(杭州)は、中国国有電力大手の中国長江三峡集団の傘下にある建設会社、中国水利電力対外から受注した。出力60MW(6万kW)の水車と同68.8MVA(6万8800kVA)の発電機をそれぞれ3台納入した。信頼性と性能に関して高い評価が得られたという。
 水車には、高落差に対応した長い羽根(長翼)と短い羽根(短翼)を交互に配置した構造“スプリッタランナー”を採用した。最新の流体解析や模型検証試験で、効率の向上や振動の低減を実現した。東芝水電設備(杭州)は、東芝の中国における水力事業の拠点として2005年1月に設立し、中国と海外に製品を供給している。
 東芝水電設備が水車や発電機を納入した発電所はほかに、中国四川省楽山市の「安谷水力発電所」が8月31日に運転を始めた。193.88MW(19万3880kW)の水車1台と217.14MW(21万7140kW)の発電機4台を製造した。東芝グループはこれまでに世界で2000台・5万6000MW(5600万kW)以上の水力発電ユニットの納入実績がある。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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