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環境ニュース[国内]

丸紅、電力子会社が福島県下郷町に建設した小水力発電所が完成、商業運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.06.24 【情報源】企業/2015.06.19 発表

 丸紅の100%子会社で発電・電力供給事業の三峰川(みぶがわ)電力が福島県下郷町に建設した小水力発電所「花の郷発電所」が完成し、6月18日に商業運転を始めた。完工式を6月19日に開いた。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電する。今後、同町内の複数地点で小水力発電所を開発する。
 花の郷発電所は175kWの発電出力があり、年間発電電力量は約100万kWhを見込む。これは一般家庭約300世帯の年間電力消費量にあたる。下郷町中山地区を流れる準用河川の大沢川から取水し、約1200m下流で発電する。小水力発電事業は大規模なダム建設と比べて自然への負荷が低く、電源多様化の進展の中で可能性が注目されている。
 三峰川電力は下郷町と「再生可能エネルギー開発に関する基本協定書」を結んでいる。運転開始した花の郷発電所に加え、町内で小水力発電の建設を進め、メンテナンスの効率化など相乗効果を創出する。潜在する資源を利用して再生可能エネルギー事業化を図ることで、同町が目指す自然エネルギーを活用したまちづくりに協力する。
 丸紅は三峰川電力を通して小水力発電所を運営し、花の郷発電所は、三峰川(長野県伊那市)の2カ所、蓼科(同県茅野市)の2カ所、北杜(山梨県北杜市)の3カ所に続く国内8カ所目の事業となる。丸紅は全国で環境に配慮した再生可能エネルギーの取り組みを推進し、2020年までに中・小水力発電所を国内で30カ所程度開発する。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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