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環境ニュース[国内]

環境省、平成26年度海洋環境モニタリング調査結果を公表

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2015.10.26 【情報源】環境省/2015.10.23 発表

 環境省は、海洋環境モニタリング調査検討会での検討結果を踏まえ、平成26年度調査の結果をとりまとめ公表した。この調査は、日本周辺海域の調査地点における水質、底質、海洋生物の汚染状況、底生生物群集の個体数、浮遊プラスチック類漂流物の量等について調査することにより、海洋の汚染状況を把握することを目的としている。
 平成26年度は仙台湾、東京湾、有明海、富山湾の4海域において生体濃度調査を実施し、今回の調査では、陸域起源の汚染を対象とした調査及び特定の汚染海域(ホットスポット)における追跡調査のいずれにおいても、過去の調査と比較して汚染の拡大及び進行は確認されませんでした。底質調査(表層)については、カドミウム及びブチルスズ化合物は過去の調査結果と同等であり、フェニルスズ化合物は一部の測点のみで検出されたものの、その値は定量下限値未満でした。また、臭素系難燃剤(PBDE及びHBCD)の値は概ね過去の調査結果の範囲内であった。全体的な傾向としては、いずれの値も概ね過去の調査結果の範囲内であり、前回の調査(平成19年度)と比較して、当該海域における汚染の拡大及び進行は確認されなかった。【環境省】

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