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環境ニュース[国内]

住友商事、ベルギーの洋上風力発電でプロジェクトファイナンスを組成、建設開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.10.27 【情報源】企業/2015.10.23 発表

 住友商事は、ベルギー沖北海の洋上風力発電「ノーベルウィンドプロジェクト」に関し、プロジェクトファイナンスの組成を10月21日に完了した。同風力発電は、現地の風力発電開発・運営事業者のパークウィンドなどと共同開発している。総事業費は約880億円で、2017年末の完成を目指して建設を始めた。
 洋上風力発電所は、ベルギー沖約45kmの水深約21〜37mの北海海域に造る。165MW(16万5000kW)の総発電容量があり、三菱重工業が出資するデンマークの洋上風力発電設備会社、MHIヴェスタスから出力3.3MW(3300kW)の発電設備50基を調達する。発電した電力は完工後20年間、ベルギーの電力会社に売電する。
 発電する電力量は一般家庭約18万6000世帯の消費電力量に相当する。住友商事はこの事業に2014年6月に参画し、39.02%を保有する。今回、約4億6000万ユーロ(約620億円)のノンリコースプロジェクトファイナンスを組成した。ノンリコースは、返済を特定のプロジェクトからの収益だけに限定することを指す。
 パークウィンドはベルギー小売り大手と同国フランダース州投資会社の傘下で洋上風力発電事業を手掛ける。住友商事は日本、米国、南アフリカなどで風力発電に関わり、洋上風力発電はベルギーでほかに2件に参画している。欧州の洋上風力発電で、開発初期から事業会社に出資参画する日本企業は初めてとなる。【住友商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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