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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、メキシコの発電所向けにタービン受注、GTCCに導入

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.02 【情報源】企業/2015.10.27 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、メキシコでガスタービン2基と蒸気タービン1基を受注した。同国で最大級・最高効率の天然ガスだきガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所の中核機器として、同国電力庁が計画する火力発電所に導入され、環境負荷を低減する。
 スペインに本拠を置く多国籍電力事業者のイベルドローラが発注し、MHPSの米国拠点、MHPSAを通して受注した。メキシコ北東部のヌエボ・レオン州エスコベドに新設される「ノレステGTCC発電所」向けで、イベルドローラが開発と運営の権利を持つ。85万kWの出力があり、地域の約300万人の電力需要に応える。2018年7月の運転開始を予定している。
 ノレステGTCC発電所の設備は、ガスタービン2基と蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成し、MHPSは主機となるガスタービンと蒸気タービンを製作・供給するとともに、技術者が現地で据え付けと試運転の指導を担当する。ガスタービンは世界最高水準の高効率運転を実現する「M501J形」で、今回、メキシコで初めて採用された。
 メキシコはMHPSにとって重要な市場の1つになっていて、同国の発電設備容量の約40%をMHPSが占める。GTCC発電はガスタービンで発電した後、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する。化石燃料を使う発電方法では最も燃料消費量が少なく、CO2排出が削減できる。MHPSはGTCC発電の浸透を進め、資源の有効利用と環境負荷低減につなげる。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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