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環境ニュース[国内]

三菱重工、グループが廃棄物焼却施設の改良を茨城県牛久市から受注、省エネ化

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.11.12 【情報源】企業/2015.11.12 発表

 三菱重工業グループ環境装置・廃棄物処理施設を手掛ける三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、一般廃棄物焼却施設の基幹的設備改良工事を茨城県牛久市から受注した。焼却炉を改修して長寿命化とともに省エネ化してCO2排出量を削減する。19億3000万円(税別)で受注した。5年の継続事業で2020年3月の完成を予定する。
 焼却施設は、牛久市の廃棄物処理施設「牛久クリーンセンター」にあり、三菱重工の設計・施工で1999年3月に完成した。1日あたり処理量45tの“流動床式”焼却炉3基(計1日135t)と関連設備のほか、粗大ごみ処理破砕や、瓶・PETボトル・缶の選別などの資源化施設で構成する。流動床式は、高温の砂でごみをかき回して着火・燃焼させる方式だ。
 改良工事では、稼働開始から17年目を迎えて老朽化した焼却施設にある、燃焼、燃焼ガス冷却、排ガス処理、余熱利用、通風、電気、計装の各設備などを対象に、既存の主要機器を更新すると同時に整備を施す。機器の更新では、インバーターや効率の高いモーターなどを採用することで省エネ化を進める。CO2排出量は年間で3%以上削減できる。
 MHIECは、三菱重工の環境装置分野の技術と廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に受け継ぎ、施設建設から運営まで総合的な提案力を強みにする。一般廃棄物焼却施設の長寿命化と併せて省エネ化を図る改修・改良工事は増加傾向にあり、国の交付金制度も後押しして活発になっている。MHIECは実績を基に受注拡大を推進する。【三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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