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環境ニュース[国内]

JFEスチール、水素ステーション用蓄圧容器を開発、製造コスト低減と長寿命化

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.12.02 【情報源】企業/2015.11.30 発表

 JFEスチールは、燃料電池車(FCV)に燃料となる水素を供給する水素ステーション用の蓄圧容器の開発を進めている。容器の製造コスト低減と長寿命化を図り、水素ステーションの建設・維持管理費用を低減する。2018年の商品化を目指す。同じJFEグループでドラム缶・高圧ガス容器製造を手掛けるJFEコンテイナーとともに開発している。
 開発の提案が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素利用技術研究開発事業」に採択された。この事業では、FCVと水素供給インフラの本格普及に向け、実用化技術の開発と国内の規制適正化、国際標準化に関する研究開発を行う。これにより、機器・システムのコスト低減や国際競争力の確保などを目指す。
 開発している水素ステーション用蓄圧容器はJFEコンテイナーが設計し、JFEスチールの鋼管から製造した胴部に、三菱レイヨンの炭素繊維を巻き付けた。鉄と炭素繊維で耐圧性能を最適に分担して長寿命化する。シンプルなストレート型で、胴部製造と炭素繊維の巻き付け工程を簡略化し、炭素繊維の使用量を減らして製造コストを抑える。
 メンテナンスも容易になり、水素ステーションのランニングコスト低減と容器の長期使用を実現する。JFEスチールは水素関連の研究実績が多く、三菱レイヨンは各種の炭素繊維を保有する。JFEコンテイナーは自動車分野の高圧ガス容器についての技術・経験を蓄積している。水素ステーション用蓄圧容器は各社の強みを組み合わせる。【JFEスチール(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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