一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

キヤノン、複合機にカーボン・オフセット導入、企業は自社のCO2削減量に利用

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.08 【情報源】企業/2015.12.04 発表

 キヤノンは、オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE(イメージランナー・アドバンス)」シリーズ全機種に、経済産業省が推進する「カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット制度」を2016年1月に導入する。ユーザー企業は自社のCO2削減量としてキヤノンがオフセット(埋め合わせ)したCO2排出量が利用できる。
 キヤノンはこれまで、環境配慮型の再生複合機「Refreshed(リフレッシュド)」シリーズをオフセットの対象にしていたが、今回イメージランナー・アドバンスシリーズにも導入する。温暖化対策推進法で管轄省庁へのCO2排出量の報告義務がある企業や自治体は、シリーズ使用時のCO2排出量に相当するCO2を自己排出分の削減量に報告できる。
 この取り組みはユーザー企業からの要望に応じてキヤノンがオフセットして行う。キヤノンはさらに、環境配慮活動支援サイト「GREEN NAVI(グリーンナビ)」を改め、カーボン・オフセットのシミュレーションを可能にした。導入複合機の環境負荷低減効果が確認できる。併せてスマートフォン(多機能携帯電話)に対応するレイアウトにした。
 CFPは、製品の原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクルで排出される温室効果ガス排出量をCO2に換算して表示する仕組みを指す。カーボン・オフセットは、CFPを活用してライフサイクルCO2を算定し、経済活動で排出されてしまう分を森林保全やクリーンエネルギー事業などの削減量や吸収量でオフセットする仕組みを意味する。【キヤノン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク