一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

横河電機、子会社がカタールの大型火力発電・海水淡水化向け制御システムを受注

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2016.01.21 【情報源】企業/2016.01.15 発表

 横河電機の韓国子会社の韓国横河電機と、横河グループで制御・計測機器販売・保守の横河ソリューションサービスは、カタールの大型火力発電・海水淡水化プラント向けの制御システムを受注した。同プラントを建設するカタールの発電・造水事業者、ウム・アル・ハウル・パワーに製品を納入し、エンジニアリング、据え付け、試運転を支援する。
 カタールの首都ドーハの南約20kmの場所に出力240万kWの発電プラントと、1日あたり59万m3の造水能力がある海水淡水化プラントの複合施設を造るプロジェクトで、2017年に運転を始める。電力と水はカタール電力・水公社に25年間供給する。発電プラントは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル方式を採用する。
 海水淡水化プラントは、海水に圧力をかけて特殊な膜を透過させることで塩分を除去する逆浸透膜と、海水を熱して発生する蒸気を凝縮して淡水を得る“多段フラッシュ”の2種類を採用する。韓国横河電機が発電と逆浸透膜の海水淡水化プラント向け、横河ソリューションサービスが多段フラッシュの制御システムを受注した。
 プラントを監視・制御する統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」と、安全計装システム「ProSafe-RS(プロセーフ・アールエス)」を納入する。カタールは経済成長に伴って電力・水需要が急速に拡大し、複合施設が期待されている。横河は今回の受注を弾みに電力・水インフラ市場で制御ビジネスの拡大を目指す。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク