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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、サウジアラビアの合弁会社が同国で海水淡水化装置の増設工事受注

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2015.01.20 【情報源】企業/2015.01.16 発表

 伊藤忠商事が、海水淡水化装置大手のササクラや、サウジアラビアの現地資本と共同出資する同国の合弁会社、アクアパワー・ササクラ(APS)を通じて、同国で既設海水淡水化装置の増設プラント工事を一括受注した。サウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)が発注し、APSが提示した生産水量や省エネ性能などが認められた。
 受注したのは、シュアイバフェーズ2海水淡水化装置を増設する工事で、日産9万1200tの「蒸気圧縮式多重効用型(MED-TVC型)」設備1基と付帯機器を含むフルターンキー契約。フルターンキーは、設計から機器・資材の調達、建設、試運転までの全業務を実施する一括契約を指す。20カ月の工期を予定している。
 蒸気圧縮式多重効用型の海水淡水化プラントの単基容量で世界最大の規模を持つ。プロジェクトの総受注額は1億2000万ドル(約140億円)で、APSにとって2014年9月に受注したサウジアラビアの海水淡水化プラントリハビリ工事に続く大型受注だ。3社が参加した入札で生産水量や省エネ性能などの技術が評価された。
 リハビリ工事は1億4200万リヤル(約45億円)で受注し、リハビリとしては大型の案件で、機能を回復して寿命を15年以上延ばす。APSはサウジアラビアの首都リヤドに本社を置き、資本金200万リヤル(約6300万円)で伊藤忠が14.9%、ササクラが35.1%、同国資本が50.0%出資する。今回を弾みに受注拡大を目指す。【伊藤忠商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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