スウェーデン環境・エネルギー省、「化石燃料フリー・スウェーデン」イニシアティブ参加機関のワークショップを開催

エネルギー】 【掲載日】2016.02.29 【情報源】／2016.02.15 発表

　スウェーデン環境・エネルギー省は、「化石燃料フリー・スウェーデン」イニシアティブに参加している150以上の企業や地方自治体などを対象としたワークショップを開催した。ワークショップでは、化石燃料を使用しない福祉国家を世界に先駆けて実現するため、各部門が連携して具体的に何ができるかを協議した。例えば、次のような課題と機会が特定された。
・気候変動への適応に必要な行動の変革と規制の簡略化
・材料使用などさまざまな分野における革新および研究への投資
・公共調達のための明確な指令および統治
・長期的なアプローチ（技術開発などは長期的に多大な投資が必要となるため）
・今後数十年間の明確な段階的目標
・将来の社会のビジョンと、それを実現するための管理
・輸送部門への注力
ワークショップ参加者の間では、化石燃料フリーになることへの意欲や高い目標、合意は得られているものの、課題も多く、部門間の連携が重要であることが確認されたという。同省は、このイニシアティブは連携や協議のプラットフォームとしても重要な役割を担うとしている。
【スウェーデン環境・エネルギー省】