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環境ニュース[国内]

清水建設、四国で最高水準の省エネ・事業継続性能を備える四国支店が完成

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.03.03 【情報源】企業/2016.02.26 発表

 清水建設が建設していた四国で最高水準の省エネ・事業継続性能を備える四国支店の新社屋が高松市に完成し、3月1日にオープンした。通常のオフィスビルと比較してCO2排出量を約60%削減できる見込みだという。予想される南海トラフ巨大地震が発生しても機能を維持し、ライフラインが止まってからも3日以上の事業継続ができる。
 四国支店新社屋は4階建て、延べ床面積2488m2で、営業支援のためのモデルビル(ショールーム)にするため、最先端の省エネ技術や耐震・防災技術を適用した。1964年に建てた社屋で2014年4月まで営業していたが、築50年と老朽化し、巨大地震が起きた際に建設会社として事業継続が求められることから、2015年4月に新社屋の建設を始めた。
 放射空調システムを中心に自然採光、地中熱利用、自然通風太陽光発電、照明自動調光などさまざまな省エネ技術を導入した。放射空調システム「S-ラジシステム・ライト」は、中小規模オフィスビル向けに新たに開発した。天井内部に設置した冷却装置でつくる冷気の自然対流を利用して室内を冷やす。空調エネルギーが50%以上超削減できる。
 照明はLED(発光ダイオード)の採用に加え、自然光を室内に取り入れるブラインドやタスク(個別)&アンビエント(全体)照明でエネルギーを60%以上低減する。事業継続性能では72時間対応の非常用発電、太陽光発電、蓄電池、飲料用受水槽などを装備する。ライフラインが3日間以降も途絶えても、太陽光発電と蓄電池で電力を確保する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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