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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、CIS薄膜太陽電池の降ひょう耐性を国際試験機関が確認

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.03.17 【情報源】企業/2016.03.14 発表

 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池の降ひょう耐性が、電子機器関連の国際試験機関、VDE(ドイツ)が実施した試験で確認された。同社は昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売を手掛けている。同試験で、ゴルフボールと同等の直径45mmのひょうが降っても耐えられることが認められ、CIS薄膜太陽電池の耐久性の高さが証明された。
 降ひょう耐性の試験は通常、直径25mmの氷球を時速約83kmで太陽電池モジュール表面に衝突させる。VDEが今回CIS薄膜太陽電池に対して行った試験では、直径45mmの氷球を時速約110kmで衝突させた。氷球がぶつかった後の目視での検査や出力測定などの結果、CIS薄膜太陽電池が国際規格の要求品質を満足することが分かった。
 ソーラーフロンティアはこの降ひょう耐性の試験結果について、冬の嵐が頻発する欧州などの地域でも自社のCIS薄膜太陽電池が安心して使用できることを示している、としている。日本の工場で最終品質検査を除いて完全自動で生産し、強固なガラス表面やアルミ製フレームの採用、高い密閉技術などで高い耐久性を実現した。
 ソーラーフロンティアはCIS薄膜太陽電池で、家畜飼育場や鳥が群生するアンモニアの濃度が高い地域や、海岸線の塩水飛沫地域、中東と米国南西部の砂漠地帯の砂嵐頻発地域など、過酷な設置環境での耐久性の認証を既に取得している。これに降ひょう耐性が加わった。これまでの出荷先には、ひょうの被害を受ける地域も含まれる。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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