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環境ニュース[国内]

環境省、西表石垣国立公園の大規模拡張

自然環境 自然公園】 【掲載日】2016.04.15 【情報源】環境省/2016.04.14 発表

 環境省は、平成28年4月15日、西表石垣国立公園の大規模拡張を実施した。
西表島のほぼ全域に国立公園を拡張するほか、沿岸海域においても海域公園地区が拡張する。また、石垣島北部の平久保半島において、サガリバナ群落地が国立公園となる。
 近年、西表島については、固有種であるイリオモテヤマネコの生息環境が沿岸の低地部だけでなく内陸の山間部も同程度利用していることが調査研究から明らかになり、西表島全域をイリオモテヤマネコの生息環境として保全していく必要性が高まっていた。
 また、平成 22 年 10 月に公表された国立・国定公園総点検事業において、西表島及びその沿岸海域が、重要地域の一つとして選定されたことを受けて更なる調査・分析を行った結果、固有種が多く陸域から海域まで連続性を持つ生物多様性の高い特徴的な生態系が全島的に形成されており、風致景観の観点からも亜熱帯照葉樹林マングローブ林、自然度の高い河川海岸が全島的にみられ、既存の公園区域と一体的且つ同等の資質を有していることが確認できたことから、生態系生物多様性といった新たな風景形式にも照らして国立公園へ拡張する必要性が改めて認識された。
 なお、4月15日は「イリオモテヤマネコの日」。昭和40年4月15日にイリオモテヤマネコが新種と公表されてから昨年で50年を迎えたことを記念し、平成27年9月25日に沖縄県竹富町が条例により制定した。

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