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環境ニュース[国内]

三菱地所、東京・丸の内地区で弁当容器回収・リサイクルの本格的な運用を開始

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2016.05.31 【情報源】企業/2016.05.26 発表

 三菱地所は、東京・丸の内地区(大手町、丸の内、有楽町)で弁当容器回収・リサイクルの取り組み「丸の内エコ弁プロジェクト」の本格的な運用を5月30日に始める。飲食店で販売する弁当にリサイクル容器を使用する。2015年10、11月に実施した実証実験で環境負荷軽減効果があり、参加者からも好評だったことから規模を拡大して本格展開する。

 表面にフィルムを貼った弁当容器を使う。食後にフィルムをはがしてとフタとともに廃棄し、容器は各ビルの回収ボックスに返却する仕組みだ。容器のリサイクル素材率は70%と高く、1つ回収するごとに約120gのCO2が削減できる。ゴミはフィルムとフタだけのため、ゴミの量が約60%減る。容器は洗浄不要でリサイクルでき、節水にもつながる。

 実証実験は、3棟16店舗で2015年10月1日〜11月30日に行った。回収場所は5棟96カ所に設けた。販売個数約2万6400個に対して回収量は約5500個となり、回収率は20.8%だった。CO2に換算して48本の杉の木が1年間に吸収する量にあたる約665kg削減できた。本格運用した場合の参加希望者は95%に達した。こうした結果を受けて12棟27店舗で開始する。

 開発事業者が複数の店舗と連携し、地域が一体になって弁当容器のリサイクルを推進するのは日本で初めてという。三菱地所グループは丸の内地区の店舗、就業者に理解と協力を呼び掛け、今後も参加店舗を募る。これにより回収場所を広げ、環境負荷軽減効果をさらに高める。丸の内地区の就業者は23万人で、年間約260万個の弁当が販売されている。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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