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環境ニュース[国内]

三菱地所・JXホールディングス、東京・大手町にビル完成、各種の環境設備導入

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.18 【情報源】企業/2015.11.16 発表

 三菱地所とJXホールディングスが東京・千代田区の大手町に開発したビル「大手町タワー・JXビル」が11月16日に完成した。環境に配慮した外装やLED(発光ダイオード)照明など各種の環境設備を導入して省エネを図る。皇居東御苑の出入口にあたる大手門と濠(ほり)をはさんだ場所にあり、民間で初めて皇居外苑濠の水質浄化設備も設けた。
 環境配慮型の外装・設備によって、事務所部分のCO2排出原単位を東京都の大規模事務所ビル平均と比べて約36%削減する。建築環境総合評価システム「CASBEE」最高ランクの「Sクラス」に相当する。LED照明は光の量を調整するとともに、人の行動に合わせて管理する仕組みを一部に入れ、一般的なLED照明と比較して約43%の省エネを目指す。
 さらに、人と天井の熱移動を利用した放射空調システムと個別冷房付きデスクを一部に導入し、一般の空調と比べて約40%省エネする。外苑濠の水質浄化設備は濠から取水して年間約50万m3を浄化する。水位低下を避けるために水を放流する約3000m3(25mプール約6個分)の巨大貯水槽も備える。水質を改善して地域全体の魅力向上につなげる。
 大手町タワー・JXビルは地上22階、地下5階建て、高さ約100m、延べ床面積約10万7500m2で、事務所、店舗、駐車場で構成する。JXグループの本社機能などが入居し、完成時満室で稼働する。皇居の緑とのつながりを考え、外構の約45%にあたる面積を緑地にした。オフィスには大きな窓ガラスを配置した。窓からは皇居の緑と水の景色が広がる。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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