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環境ニュース[国内]

YKK、黒部事業所の「ふるさとの森」活動で緑の認定制度「SEGES」最高位を取得

環境一般 CSR】 【掲載日】2016.09.20 【情報源】企業/2016.09.14 発表

 YKKは、公益財団法人都市緑化機構が運営する緑の認定制度「SEGES(シージェス)『そだてる緑』」部門の初回認証時最高位「Excellent Stage(エクセレント・ステージ)3」を取得した。黒部事業所(富山県黒部市)の一般開放施設「YKKセンターパーク」内にある緑地「ふるさとの森」の活動で、生態系の保全などの取り組みが認められた。

 SEGESは、国土交通省・環境省の施策に定められた唯一の緑地評価システムだ。企業緑地の保全、環境コミュニケーションから生まれる社会・環境機能の価値を総合的、客観的に評価する。そだてる緑は事業者が保有する緑地の保全や創出を認定する。YKKのふるさとの森は創業社長の「森の中の工場」の理念実現のため2008年に整備した。

 技術の総本山として製造・開発拠点を置く黒部市で森や湿地が減少し、生き物が姿を消したことから、YKKはふるさとの森を設けた。SEGESの認定では、理念に基づいて事業所に森と水辺を造ったことや、緑地の連携をはじめ多様な環境配慮から地域生態系機能がある点、樹林地などの一般開放によって環境教育に貢献していることが評価された。

 ふるさとの森は、地元本来の自然を守ることを狙いに近隣に原生していた樹木の種子を使って苗を作り、地域住民とともに20種約2万本の木を植えた。森は大きく育ち始め、さまざまな生物が集まるようになった。現在では絶滅危惧種希少種の16種を含む哺乳類6種、鳥類40種、昆虫類210種、魚類7種、底生生物24種の生息を確認している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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