一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日本製紙、再生可能なバイオマス素材を材料に使用したチルド用の液体紙容器を発売

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2016.12.01 【情報源】企業/2016.11.29 発表

 日本製紙は、再生可能なバイオマス素材を材料のほぼ全てに使用したチルド(冷蔵)用の液体紙容器「NP-PAK Bio(エヌピーパックバイオ)」を発売する。容器の表裏のラミネートにも植物由来樹脂を使ってバイオマス度を高めた。バイオマスマークを新たに取得し、環境に配慮した製品として展開する。

 エヌピーパックバイオは、裏表のラミネートに一般的に利用される化石燃料由来樹脂ではなく、植物由来を使ったことが特長だ。従来の紙容器が持つ機能を損なうことなく、容器全体のバイオマス度を約98%にした。バイオマス度は、製品の乾燥重量に対して、使用したバイオマスの乾燥重量が占める割合を指す。

 エヌピーパックバイオに使う植物由来樹脂は、ライフサイクルで発生するCO2の量を化石燃料由来樹脂と比べて60%削減する。バイオマスマークはバイオマスの利活用を推進する一般社団法人の日本有機資源協会が認定する。バイオマスを活用し、品質、関連法規、基準などに合致する環境商品の目印になる。

 容器にはバイオマス度90%のマークが表示でき、既に取得している森林認証マークの付与もできる。エヌピーパックバイオを採用することで容器を通して環境への配慮がアピールできる。日本製紙は「木とともに未来を拓(ひら)く総合バイオマス企業」を掲げ、環境ニーズに対応した製品開発を進める。【日本製紙株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク