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環境ニュース[国内]

国立環境研究所、地球温暖化による多様な災害の増加と同時発生、及び世界の多くの人への影響を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.12.04 【情報源】国立環境研究所/2018.11.20 発表

 芝浦工業大学土木工学科平林由希子教授と国立環境研究所地球環境研究センター花崎直太主任研究員は、ハワイ大学のモラ教授の取りまとめのもと、地球温暖化が多様な気候関連災害を増加させることで、健康、食料、水、経済、インフラ、安全保障といった主要な人間システムに大きく影響することを発表した。
 太平洋島嶼国気候変動協同体、コーネル大学、米国農務省森林局、レディング大学、ルンド大学、AER社、ケンブリッジ大学、サウサンプトン大学、プリンストン大学、ウィスコンシン大学、マサチューセッツ工科大学との共同発表となる。

 気温上昇、熱波、降水変化、洪水、水不足、干ばつ、火災、海面上昇、暴風雨、自然土地被覆、海洋化学変化という11災害について、最新の地球温暖化影響予測から災害ごとに指標を作成し、それらを足し合わせた累積的な気候関連災害の評価を行ったところ、地球温暖化が進んだ場合、2100年までには、各気候関連災害が増加するため、複数の災害が同時に発生するケースが増加することが示された。
 また、気候関連災害は、地球温暖化によって強度が増加するうえ、複数の災害が同時に生じることによって、先進国と途上国の多くの人間に影響を与えることが明らかになった。

【国立環境研究所】

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