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環境ニュース[海外]

フランス環境省、ル・アーヴル石炭火力発電所閉鎖に向けた地域協定に署名

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.01.30 【情報源】フランス/2020.01.14 発表

 フランスのヴァルゴン環境連帯移行副大臣は、フランス北西部のル・アーヴル石炭火力発電所の閉鎖に伴う環境・産業移行の地域協定に署名した。同発電所はEDF(電力会社)が2021年4月1日の閉鎖を計画している。協定はグリーン経済と産業移行で「基準となる」地域をめざすとして、化石燃料脱却と地域の経済と雇用に配慮した広範な58項目の対策を実施するとしている。具体的には洋上風力発電パークの建設と地域の関連産業の創出、生物系化学の開発、都市と港湾の熱供給ネットワーク構築のほか、地元農産物の利用拡大、蓄積汚泥の活用、通勤や輸送の容易化、自然遺産の環境に配慮した利用なども挙げている。協定は関連自治体や企業、国の機関など11団体が署名している。
 石炭はフランスの電力消費量に占める比率はわずか2%だが、電力部門の温室効果ガス排出量の30%を占める。そのため政府はル・アーヴル発電所など本土で残っていた4つの石炭火力発電所もすべて閉鎖することを決定、2022年までに閉鎖を完了するとしている。【フランス環境連帯移行省】

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