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環境ニュース[海外]

世界気象機関、欧州では世界平均の2倍の速度で温暖化が進行中だが再生可能エネルギーの拡大は明るい兆しと報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.07.05 【情報源】国際機関/2023.06.19 発表

世界気象機関(WMO)は、報告書「欧州の気候状況2022」を公表した。これによると、欧州では1980年代以降、世界平均の2倍の速さで温暖化が進んでいる。2022年には酷暑や干ばつ、森林火災などに見舞われ、人的、経済的にも環境面でも大きな被害が出ている。一方、炭素中立を達成するための鍵である再生可能エネルギー(再エネ)の普及が拡大したことは明るい兆しだという。報告書は、エネルギーシステムの回復力を高め運用を改善するうえで気候情報が重要であり、気象サービスの向上が再エネの普及に役立つということも論じている。
主な報告内容には以下が含まれる
・北大西洋地域の平均海面温度は過去最高を記録した
・アルプスの氷河は記録的な質量減少(前年比)となった
・平均気温は産業化前の水準を約2.3℃上回った
異常気象や気候、水に関連した災害による死者数は1万6,365人、経済的被害は約20億ドルにのぼった
・域内の全発電量に占める風力・太陽光発電の比率(22.3%)が、初めて、天然ガスによる発電の比率(20%)を上回った
世界気象機関

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