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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、大気汚染物質大幅削減のための改正基準を最終決定

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2024.04.24 【情報源】アメリカ/2024.04.09 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、新規発生源性能基準(NSPS)と有害大気汚染物質排出基準(NESHAP)の改正を最終決定した。対象となるのは全米の200工場で、エチレンオキシド(EtO)、クロロプレン、ベンゼン、1,3-ブタジエン、二塩化エチレン、塩化ビニルについて、フェンスラインモニタリングが義務付けられる。年平均濃度が基準を超えた場合、施設の所有者・管理者は発生源を特定し改善しなければならない。実施により大気汚染物質の排出は大幅に減少、工場近傍住民の健康は守られる。たとえば、発ガンリスクのあるEtOとクロロプレンの放出は80%減少、スモッグの原因となる揮発性有機化合物の放出は年2万3,700トン減少する。
フェンスラインモニタリングの開始は、提案では各物質とも改正発効1年後であったが、有機合成化合物は2年後、クロロプレンは90日後と修正された。EtOについて、EPAは先に滅菌消毒事業からの排出規制強化を実施したが、今後ポリエーテルポリオール製造工場などからの排出規制とともに発生源など調査を行い規制強化を進める。

【アメリカ環境保護庁

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