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環境ニュース[国内]

次世代低公害車実現のための新燃料・新技術について施策の方向性示す 経産省検討会

大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.08.11 【情報源】経済産業省/2003.08.08 発表

 経済産業省の「次世代低公害車の燃料及び技術の方向性に関する検討会」は平成15年8月8日までに次世代低公害車の燃料・技術に関する長期的な見通しを示した報告書をまとめた。
 報告書は(1)大気環境問題への対応、(2)地球温暖化問題や石油資源枯渇への対応、(3)水素・燃料電池車社会の実現−−の3つの課題に対応する技術・燃料の動向を整理するとともに、2010年時点で実用化されると予想される技術や新燃料について導入可能性評価を実施。普及のために今後必要な政策課題を洗い出した。
 なおその結果、大気汚染対策としては、低硫黄軽油利用と新自動車技術導入施策整備、トラック・バスへのCNG(圧縮天然ガス)車・LPG(液化石油ガス)車・ハイブリッド技術の導入促進、ITS(高度道路交通システム)などによる交通流制御高度化、自動車排ガスの大気環境への影響分析高度化推進−−が、温暖化対策としては、ハイブリッド技術の普及拡大、排ガス対策の進んだディーゼル乗用車の導入環境整備検討、総合エネルギー効率の評価指標確立とバイオマス燃料の評価、総合的な交通流対策ジメチルエーテル(天然ガスや石炭ガスなどを原料とする合成燃料)、GTL(天
然ガスを原料とした液体燃料)などの石油代替燃料の研究開発−−が必要と指摘された。
 一方水素・燃料電池社会の実現については、現在はまだ初期基盤整備の段階であることから、技術開発や実証試験を推進し、規制、標準の検討を進めることが必要とされた。【経済産業省】

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