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環境ニュース[国内]

IMOで船舶のバラスト水管理のための国際条約採択

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2004.02.16 【情報源】環境省/2004.02.16 発表

 2004年2月9日から13日にかけて、英国・ロンドンの国際海事機関(IMO)で、船舶のバラスト水(船舶が空荷の時に重しとして積載する水)管理に関する国際会議が開催され、最終日の13日に「船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約」が採択された。
 バラスト水については、その中に取り込まれた水生微生物が本来の生息地以外の地域に運ばれ放出された場合に、生態系に影響を与えたり、病原性の微生物を拡散してしまうおそれがあることが懸念されている。
 今回の会議には74か国が参加。
 採択された条約には、(1)船舶建造日とバラスト水タンクの容量に応じた段階的なバラスト水規制の導入と遵守義務づけ、(2)総トン数400トン以上の船舶に対する構造、設備についての旗国(船舶登録国)による検査実施、(3)寄港国による監督権限の明確化、(4)締約国によるバラスト水管理の実行および影響に関するモニタリングの実施−−などが盛り込まれた。
 なおこの条約は30か国が批准し、これら国の合計商船船腹量が世界の35%以上となった日の12か月後に発効することになっている。【環境省】

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