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環境ニュース[国内]

8件目のCDMプロジェクトが承認 タイでの籾殻発電所開発事業

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.06.30 【情報源】経済産業省/2004.06.29 発表

 中部電力(株)が平成16年5月25日付けで経済産業省に申請していた、タイ・ピチット県でのA.T.バイオパワー社による籾殻発電事業が16年6月29日付けで、日本政府の正式なクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトとして承認された。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連6省庁のいずれかに承認申請を提出し、6省庁が共同で開催する「京都メカニズム活用連絡会」で承認されることが必要だが、今回の案件は連絡会で承認されたことにより、8件目の日本政府の正式CDM案件となった。
 なお今回の案件は中部電力やイギリスのロールスロイス・パワー・ベンチャーズなどが出資して設立したA.T.バイオパワー(ATB)社が、タイ北部穀倉地帯のピチット県で出力2万kWの籾殻を燃料とする小規模発電所を開発するもの。
 このプロジェクトでは年間約8.4万トン分のCO2クレジット(排出削減量)の獲得が見込まれている。【経済産業省】

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