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アフリカにおける気候変動影響と貧困に関するレポートを発表

【発表日】 2004.12.16 【情報源】 【地球環境 地球温暖化

 イギリスのベケット環境・食糧・地方事業大臣とベン国際開発大臣は共同で、アフリカにおける気候変動の影響に関するレポートを発表した。
 気候変動とアフリカの開発は、イギリスがG8議長国として取り組む二つの重点課題であり、今回のレポートは、この二つの問題の関連について強調している。気候変動の影響が、アフリカの貧困や開発に及ぼす影響については、現時点で、知見があまりに少ないという問題意識が背景にあり、今回のレポートは情報不足を補う最初のレポートという位置付けである。
 報告書のポイントは、以下のとおり。
●アフリカ大陸の気候観測システムは、他のどの大陸よりも遅れている。
●アフリカの気候システムの科学的な理解は低く、特にコンゴ盆地の気候は重要だが理解されていない。
●アフリカでは、気候変動モデルを実施する技術的知見のレベルが低く、結果として活動も少ない。
●数ヶ月から一年間にわたる、季節的な気象予報はよく発達しており、成功例となっている。
●アフリカにおける気候科学の支援に不可欠な国際協力は、現在の財政構造によって阻まれている。
 また、将来的な課題として、データ集積施設への支援、アフリカの持続可能な開発アトラスの制作、科学者助成基金、アフリカの気象学者の育成、研究事業・プログラム基金、世界気象機関(WMO)が提携する「地域気候センター」や「アフリカ気候・持続可能な開発研究所」の設立に関する支援などが挙げられている。
 なお、G8諸国やアフリカ諸国、NGO、市民との協議に続き、2005年にイギリスのダービーシャーで開催されるG8環境・開発大臣会合では、このレポートの最終的な結論について議論する予定である。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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