一般財団法人 環境イノベーション情報機構

メールマガジン配信中

エコライフガイド

「食」のごみにまつわるエコライフ(1)

「食」の生活フィットネス

食品をわざわざ輸入してまで食べ残す日本。これって、何か変じゃない?

日本の食料自給率は、平成18年度の推計でわずか39%
一方で、同年度に日本の家庭から捨てられた食品ごみの量は、1,045万トン(さらに事業者等からの廃棄分を合わせると、1888万トンにも!)。

これに対して、国内および海外から調達している農林水産物の量は、年間で約900万トンにのぼります。

海外から船で食糧を運んできては、それをごみ箱に捨てている日本の実情...

わざわざ輸入してきていながら、それと同等以上の食料を大量に捨てているのが日本という国の実情です。

一方で農家が苦労して作物を育てたり、漁師が一生懸命魚介類をとっている、その一方でそれに見合う分の食料を捨てているという生活を、今の私たち日本人は送っているわけです。

こんな生活を送っていて、それで本当にいいんでしょうか?

データ出典

  • 平成21年版 循環・環境白書(環境省)
  • 日本の食料自給率(農林水産省)
    農林水産省発表の日本の食料自給率は、供給熱量ベースで昭和40年度に73%だったのが、平成元年に5割を割って平成18年度には39%にまで下がっています(19年度に40%、20年度には41%)。
    この値は、穀物ベースになるとさらに顕著で、62%(昭和40年度)あったものが、平成18年度には27%にまで落ち込んでいます(19・20年度は28%)。

関連リンク