一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国、2035年までに2018年比53〜61%の排出削減を掲げる国別約束を閣議決定
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.12.01 【情報源】韓国/2025.11.11 発表
韓国気候エネルギー環境部(MCEE)は、2035年目途の温室効果ガス排出削減目標(NDC)を閣議決定したと発表した。2018年比53〜61%を削減する。
このため、電力部門では再生可能エネルギーの拡大、工業部門では燃料・素材の脱炭素化、製品の低炭素化、建物部門ではゼロ排出化、暖房の電化、運輸部門では電気・水素自動車の普及、公共交通利用の増加を図る。
また、2026年上期に韓国グリーントランスフォーメーション(K-GX)を決定し、太陽光・風力発電・送電網・電力貯蔵システム(ESS)・電気自動車・蓄電池・ヒートポンプなどグリーン産業の育成取組の詳細を定める。
閣議では、第4期排出枠割当計画(2026〜2030年)も決定した。
電力部門への有償割当比率は2030年までに50%に段階的に引上げ、輸出比率の高い部門(鉄鋼など工業部門の95%)は国際競争力を配慮し100%無償、その他の非電力部門(5%)は10%から15%へ引上げ、排出枠価格の安定のため市場安定化リザーブの導入などを内容とする。
【韓国気候エネルギー環境部】