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環境ニュース[国内]

道路運送車両保安基準の細目告示が改正 排出ガス発散防止装置の故障診断装置装備義務づけなど規定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.11.01 【情報源】国土交通省/2006.11.01 発表

 国土交通省は、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」などを改正し、平成18年11月1日付けで公示した。
 今回の改正は、中央環境審議会答申「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第5次答申)」で提言されていた、車両の排出ガス性能をより的確に評価する排出ガス試験モードへの変更、排出ガス発散防止装置の性能劣化を自動検出して運転者に知らせる車載式故障診断装置の乗用車への導入を同告示に規定するためのもの。
 具体的には、(1)軽・中量車の排出ガス測定方法のうち、コールドスタート測定法である11モード法をJC08Cモード法に、ホットスタート測定法である10・15モード法をJC08Hモード法に変更すること、(2)(1)の変更に伴い、燃料蒸発ガスの測定方法での車両の暖機運転モードを11モード及び10・15モードからJC08モードに変更すること、(3)ガソリンや液化石油ガスを燃料とする軽・中量車の新車に、「高度OBDシステム(注1)」の装備を義務付けること−−が盛りこまれている。
 なお、JC08Cモード法への変更についての施行日は新型車が20年10月1日、継続生産車・輸入車が22年9月1日、JC08Hモード法への変更についての施行日は、新型車が23年4月1日、継続生産車・輸入車が25年3月1日、高度OBDシステムの装備義務付けについての施行日は新型車が20年10月1日、継続生産車・輸入車が22年9月1日とされている。

(注1)OBDシステムは、”On-Board Diagnostic system”の略。排出ガス発散防止装置の性能劣化を自動検出し、運転者に知らせるとともに、その故障内容を記憶保持する装置。【国土交通省】

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