一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

米中の危険・固体廃棄物管理協力が正式始動

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2007.03.06 【情報源】中国/2006.04.11 発表

 米中両国は4月10日「危険・固体廃棄物管理協力に関する戦略」について合意し「危険・固体廃棄物管理協力に関する覚書」に署名した。これは米中が同領域の環境保護協力に正式に踏み出したことを示している。
 今後、双方は、環境領域の科学技術情報の提供や交流、学術会議の開催、短期人員交流およびモデル的環境管理方法に関する技術協力プロジェクト展開などの方法で、危険・固体廃棄物の汚染予防、管理、修復などの交流や協力を展開する。
 米国EPAは、中国国家環境保護総局に米国の国家廃棄物削減計画を紹介し、中国の危険・固体廃棄物回収利用に指針をつくり、また危険・固体廃棄物回収利用を支援するための財政メカニズムやその他の支援措置を中国と共に模索し、さらに中国の環境汚染事故対応計画を制定・改善する。
 同文書は、米中の双方が、中国で医療廃棄物酸電池、電子廃棄物廃タイヤ、工業・生活廃水処理場で発生した汚泥などの危険・固体廃棄物に対する管理環境法規の制定や強化に努力し、関連法規の有効で実用的措置を探求するとしている。
 米中両国の環境保護機関は2006年12月前に、中国二省の約61ヶ所の確認済PCB埋設場所で国家PCB除去計画を実施する予定。双方はまた2008年までに、中国で危険・固体廃棄物汚染場所の修復計画制定や過去・現在の危険廃棄物汚染を修復するための除去基金設立を計画している。【中国国家環境保護総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース