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環境ニュース[国内]

地球環境研究総合推進費 19年度新規研究課題として24課題を決定

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2007.06.22 【情報源】環境省/2007.06.22 発表

 環境省は平成19年6月22日、地球環境研究総合推進費の19年度新規研究課題計24課題を決定した。 
 地球環境研究総合推進費は、学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が2年度に設立した研究費。17年度には約30億1,500万円の総予算で45の研究プロジェクトが、18年度には約32億6,000万円の総予算で46の研究プロジェクトが実施されていた。
 19年度の新規研究課題については、18年10月6日から11月17日まで公募が行われ、この時応募された計97課題の中から、外部専門家による事前評価、企画委員会での審議、予算規模の調整を経て今回の新規課題が確定された。
 24課題の内訳は、「地球環境問題対応型研究開発領域」13課題、「地球環境研究革新型研究開発領域」10課題、「戦略的研究開発領域」1プロジェクト。
 このうち「地球環境問題対応型研究開発領域」は研究テーマを特定せず、地球環境問題解決に寄与する研究プロジェクトを広く募集していたもので、予算は1課題あたり年間1,000円〜1億円規模、研究期間は3年間。
 また、「地球環境研究革新型研究開発領域」はテーマの新規性・独創性・革新性に重点を置き、若手研究者向けに特設した募集枠で、予算は1課題あたり年間1,000万円程度、研究期間は1〜2年間。
 今回採択された課題の具体的内容は、「市民と研究者が協働する東シナ海沿岸における海岸漂着ゴミ予報実験」、「トキの野生復帰のための持続可能な自然再生計画の立案とその社会的手続き」(以上、地球環境問題対応型研究領域)や「アジアにおけるバイオ燃料の持続的需給システムの構築に関する研究」、「国内移入魚による生態系攪乱メカニズム究明とその監視手法の構築」(以上、地球環境研究革新型研究開発領域)など。
 一方「戦略的研究開発領域」は、日本が特に先導的に進めるべきものとして、環境省がプロジェクトの大枠を作成したトップダウン型の研究開発プロジェクトで、19年度から開始される研究テーマは「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」。プロジェクトリーダーの住明正・東京大学サステイナビリティ学連携研究機構教授の下に約80名の研究者が結集し、温暖化に伴う気候変動シナリオ研究の精緻化に向けて、今後5年間研究を行う。研究予算は年間約4億円。【環境省】

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