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環境ニュース[国内]

198件めまでの京都メカニズム案件承認 CDM2件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.07.25 【情報源】経済産業省/2007.07.24 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト2件が、平成19年7月18日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、日本カーボンファイナンス(株)が申請した(1)ブラジル・ミナス・デ・レオン市の廃棄物埋め立て場でのメタン回収、焼却プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で10.8万トン)、関西電力(株)が申請した(2)チリ最大の埋立処分場であるローマ・ロス・コロラドス埋立処分場でのランドフィルガス(注1)回収、燃焼プロジェクト(同:58.2万トン)。
 これらは日本としては197、198件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたり、全承認プロジェクトの年平均CO2排出削減量の合計はCO2換算で8,716.7万トンとなった。【経済産業省】

(注1)ごみの埋立処分場で、ごみが微生物によって分解されることによって発生するガス。

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