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環境ニュース[国内]

気候変動に関する政策対話の実施を合意 アジア太平洋環境開発フォーラム第2期第3回全体会合

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.08.28 【情報源】環境省/2007.08.27 発表

 環境省は2007年8月24・25日の両日、中国の成都でアジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)第2フェーズ(期)第3回全体会合を開催した。
 APFEDは、アジア太平洋地域にふさわしい持続可能な開発モデルを提示することを目的に、01年10月に設立された組織。
 04年に第1フェーズの議論の成果である最終報告文書を採択した後、05年度からは第2フェーズに移行し、第1フェーズ最終報告文書に記載された提言の実施促進に取り組んでいる。
 今回の第2フェーズ第3回全体会合では、第2フェーズの核となる「政策対話」、「知識イニシアティブ」、「革新的ショーケース(模範)プログラム」(注1)などの活動の進捗状況報告・検討が行われた。
 このうち「政策対話」については、07年度のテーマとして、気候変動、E−Waste(電気電子廃棄物)・循環経済・3Rが提案され、12月にインドネシア・バリで開催される国連気候変動枠組条約第13回締約国会議(COP13)・京都議定書第3回締約国会合(COP/MOP3)のサイドイベントとして、気候変動に関する政策対話を実施すべきことが合意された。
 また優良事例の情報共有化をめざす「知識イニシアティブ」については、APFED第1フェーズの議長だった故橋本龍太郎元首相の名を冠した「橋本龍太郎APFED賞」がバングラデシュ・インド・中国の3団体に授与された。
「革新的ショーケース・プログラム」については、06年度に選定された各事業の現在までの進捗状況、07年8月23日に行われた07年度のショーケース・プログラムの対象の選考結果が報告された。
 このほか、第2フェーズ活動の支援機関として、06年に設立された「アジア・太平洋戦略研究機関ネットワーク(NetRes)」に参加する研究機関が拡大しつつあることが歓迎されるとともに、今秋に開催されるNetResの会合でAPFED事業のサポート機能強化を議論することが合意された。【環境省】

(注1)「政策対話」は専門家、政府、企業、NGO関係者がテーマ別の環境政策対話を行う事業。また「知識イニシアティブ」は、APFED第1フェーズの議長だった故橋本龍太郎元首相の名を冠した「橋本龍太郎記念APFED賞」による持続可能な開発に関する優良政策・事業の表彰事業。「革新的ショーケースプログラム」は持続可能な開発に関するプロジェクトへの分析・助言と成功事例の普及支援事業。

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