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環境ニュース[海外]

アメリカ 漂流ゴミに関する報告書を公表

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2008.10.02 【情報源】アメリカ/2008.09.22 発表

 海洋漂流ゴミの発生抑制と削減を目指し、アメリカのEPA、海洋大気庁(NOAA)、その他9つの連邦政府機関が報告書を完成させた。この報告書は、EPAと海洋大気庁が共同議長を務める「省庁間海洋漂流ゴミ調整委員会(IMDCC)」が、議会下院の要請により策定したもので、海洋漂流ゴミの排出源、影響、対応戦略等がまとめられている。
 世界中の海や海岸で、無造作に捨てられたレジ袋やペットボトル、タイヤ、釣具などの海洋漂流ゴミが見つかっている。こうしたゴミは、公共の安全性を脅かす、清掃コストを引き上げて経済に打撃を与える、観光に被害をもたらす、アザラシウミガメ海鳥サンゴ礁などの海洋生物を殺傷する といった影響を及ぼしている。
 今回の報告書は、漂流ゴミの発生抑制、既に環境中にある漂流ゴミへの対策、研究・開発、調整に重点を置いて提言を行った。海洋漂流ゴミ対策を既に進めている省庁もあるが、IMDCCではさらなる取り組みを立案し、各省庁で提言を実施してもらう予定。特に、市民の態度や行動を変える活動、海洋漂流ゴミの全体的な影響やその悪影響を減らす方法に関する研究、既に海洋や海岸にある漂流ゴミの量を削減する作業などに重点的に取り組んでいくという。【EPA】

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