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環境ニュース[国内]

イギリス 温暖化交渉の「マニフェスト」公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.07.08 【情報源】/2009.06.26 発表

 イギリス政府は、6月26日、国際的な地球温暖化交渉のためのマニフェスト「コペンハーゲンへの道」を公表した。これは、12月にコペンハーゲンで開催される第15回気候変動枠組条約条約締約国会議(COP15)に向けて、イギリス政府の交渉方針を初めて詳細に示したもの。
 イギリスが目指す合意点として、以下の事項が盛り込まれている。
●野心的:2020年までに温室効果ガス排出量がピークを迎えて減少し始め、2050年までに1990年レベルの半分になるようにすることで、気温の上昇を2℃以内に抑える。
●効果的:しっかりしたモニタリング・報告・検証を行うという約束を全ての国に守らせること。炭素取引市場を発展させ、資金が流入するようにすること。
●公平:最貧国の排出削減対策、地球温暖化への適応対策を支援すること。
 また、ブラウン首相は、気候変動対策のための新たな資金メカニズムに、先進国と途上国が合意するための道筋を提案。途上国の排出削減対策や森林減少対策、地球温暖化への適応対策を支援するため、2020年まで、毎年約1000億ドルを世界全体で用意するよう呼びかけた。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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