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環境ニュース[国内]

アジア3R推進フォーラム第2回会合開催 議長サマリー発出

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2010.10.07 【情報源】環境省/2010.10.07 発表

 環境省は、マレーシア住宅地方自治省、国際連合地域開発センター(UNCRD)とともに、平成22年10月4日〜6日に、マレーシア・クアラルンプールにおいて、アジア3R推進フォーラム第2回会合を開催した。
 今回会合には、アジア諸国・太平洋島嶼国22カ国の政府、国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、 NGO等の幅広い関係者が参加。環境省からは、樋高大臣政務官他が出席した。
 会合は「グリーン経済と循環型社会に向けた3R」をテーマとし、グリーン経済への移行と3Rの役割、低炭素及び資源効率的社会の実現のためのパートナーシップ、中小企業とインフォーマルセクターの役割、地方・国・地域レベルでの3Rプログラム及び戦略の実施等について、議論が行われた。
 その結果、マレーシアのチョー・チーフン住宅・地方自治大臣の全体議長のもとで、議長サマリーが取りまとめられた。概要は以下のとおり。
○日本の循環型社会に向けた政策・戦略や、中国・韓国での同様の政策・戦略はアジア地域におけるモデルになりうる。
○製品や廃棄物に関する経済的措置、拡大生産者責任、エコラベル等の導入により、費用効果的な対策が可能となり、また、新たな市場や雇用も生まれる。
廃棄物の量や構成及びGDP等の経済指標との関連についての情報基盤を充実させるために、廃棄物発生についてのインベントリ及びパフォーマンス指標作成を検討すべき。パフォーマンス指標は、経済成長と環境劣化のデカップリングなど政策実施状況の把握にも有効。
○3Rに関する技術移転が成功するためには、技術的な条件に加え地域毎に異なる社会的条件を考慮することが重要。
途上国では、インフォーマルセクターの中小企業が3Rビジネスにおいて重要な役割を果たしており、リサイクル率の改善のため、技術支援、マイクロファイナンスなどによるキャパシティビルディングが有効。
○3Rの概念は気候変動有害物質の使用削減といった様々な地球規模の問題と深く関連しており、また廃棄物分野の取組はCDMプロジェクトで有利である。
○各国は、3R国家戦略を策定することが奨励される。また、戦略においては、経済のグリーン化に関して明確にすべきである。
○二国間協力は重要であり、このフォーラムにより協働とパートナーシップの促進、3Rの経済的環境的便益についての知識の充実が期待される。【環境省】

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