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環境ニュース[国内]

新しい「地球温暖化対策推進大綱」が決定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.03.20 【情報源】首相官邸/2002.03.19 発表

 2002年3月19日、首相官邸で地球温暖化対策推進本部(本部長:小泉純一郎首相)の会議が開催され、新しい「地球温暖化対策推進大綱」を決定した。
 新大綱は、1990年に比べ6%削減という京都議定書での日本の削減目標を履行するための対策の全体像を示すものとして、100種類を超える対策・施策のパッケージをとりまとめた。第154回国会に提出予定の地球温暖化対策推進法改正案に規定する京都議定書目標達成計画も、この新大綱を基礎として策定される。
 各分野の削減目標の大枠としては、(1)化石燃料で作ったエネルギーを使うときに出る二酸化炭素については、90年比プラスマイナス0%の排出とすること、(2)廃棄物焼却など化石エネルギー起源ではない二酸化炭素メタン一酸化二窒素などについては同0.5%減の排出とすること、(3)代替フロンについては基準年の95年に比べ2%増に抑制すること−−などガスごとの目標を設定。更に(4)革新的な技術開発・国民の地球温暖化防止活動により、二酸化炭素90年比2%相当分を削減すること、(5)森林吸収分として90年比3.9%程度の二酸化炭素量吸収量を確保すること−−などの目標も設定された。
 なお、この大綱も2004年、2007年に内容の評価・見直しがされる予定。
 今回の会議の締め括りとして小泉首相は、「京都議定書の目標達成は決して容易なものではない」とした上で、「美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる社会を子供たちの世代に引き継げるかどうかは、一人ひとりの行動にかかっている」と新大綱の実施に対する協力を呼びかけた。【首相官邸】

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