平成23年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査・沿岸域鯨類捕獲調査（春季釧路沖）　開始

　水産庁は、平成23年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査・沿岸域鯨類捕獲調査（春季釧路沖）を平成23年4月25日ｶﾗ｢6月上旬まで実施すると発表。
　北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会（IWC）を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から99年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。例年、春季に宮城県鮎川沖、秋季に北海道釧路沖にて実施しているが、東北地方太平洋沖地震による被害を受け宮城県鮎川沖での調査実施が困難となったことから、23年度においては春季についても釧路沖にて実施するもの。標本採集船3隻をもって、ミンククジラ60頭を捕獲する予定。【水産庁】